「健康影響はない」?その根拠は? −(仮)仙台高松発電所計画への憤りの声④−

4/2,3の(仮称)仙台高松発電所建設計画の説明会の質疑応答などであげられた、計画に憤る市民の声をご紹介します。

☆あわせてご覧ください
・当サイト記事
「あなたがたには、港と空き地と送電線しか見えていない 」−(仮)仙台高松発電所計画への憤りの声①−
 「速やかに『名誉ある撤退を』」−(仮)仙台高松発電所計画への憤りの声②−
 「ならず者の仲間に入るのか、足を洗うのか」−(仮)仙台高松発電所計画への憤りの声③−

(仮称)仙台高松発電所建設計画に係る環境影響評価方法書
 4/27(木)まで意見を募集しています。方法書のウェブ掲載は4/13(木)までです。詳しくは上記サイトをご覧ください。

 

(以下は、仙台港の石炭火力発電所建設問題を考える会メンバーの4/2説明会での意見要旨です)

必要なことは、健康被害を出さないこと

    石炭火力発電各社の大気環境影響ガス物質の予測(目標)量が、かなり違っている。これは、各社(仙台パワーステーション、仙台高松発電所共に)が、いくら「最善」といっても実態は違うことを示し、結局、石炭の入荷先や防塵(ガス)装置の水準を、経済的理由から「引き下げている」ことに他ならない。必要なことは、「大気環境によって健康被害を出さない」を目的に事を進めるべきである。

PM2.5を測定しないのは、根本的に間違い

    公害反対運動の結果、硫黄酸化物や窒素酸化物の環境濃度は、かなり低下した。それでも、気管支喘息等の呼吸器疾患は十分減っていないし、子供の場合は増加傾向さえ見られている。その原因として注目されてきたのが、PM2.5である。これらは、これまでの汚染物質個々の毒性の特徴では無く、粒径が毒性を発揮するということが注目されている。その内容は、単に呼吸器疾患にとどまらず、循環器疾患・それによる死亡の原因とさえ言われてきている。よって、大気環境の測定項目にPM2.5を入れないのは根本的に間違いであり、そのままでの操業は決して許されるものでは無い。

 「安全」の根拠は?

    2社共に、「健康影響は無い」としているが、その「根拠」は、現時点の環境測定点の値に「最善の努力によって少ないはずの自社からの排出量」を加えて、「安全」としている。共に、このシミュレーションの根拠を示してはいない。仙台パワーステーションは、その濃度を、年間平均値で示しているが、大気汚染の健康影響は、「年平均値」では判断出来ない。仙台高松発電所(仮)は、操業後5年間季節毎に7日間測定するとしているが、それでも年間30日足らずであり、焼け石に水である。東北電力新仙台火力発電所建設の際に明らかにされたように、現地は極めて高度が低い所に「逆転層」が出現する、という点も見逃せない。

 一方、環境省のPM2.5健康影響調査の評価(8年間)では、「昼外気のPM2.5濃度とその夜の室内で測定した喘息児童のピークフロー値は反比例している」とされている。私自身が参加したオゾン曝露の動物実験でも、実際塩釜市で経験した0.3ppm数時間で明らかな肺障害がおきることが、肺機能でも肺病理でも実証されている。更に、我々が、大震災翌年の石巻市での瓦礫置場周辺住民の呼吸器症状・ピークフローの成績では、変え向きと風速によって変化していることが判明している。これらから見ても、「持続的モニタリング」が測定の必須条件であり、それを欠いた測定を基にした「安全論」での操業はあり得ない。

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