にぎやかなひな鳥の声!生態系を支えるサギの繁殖コロニー

6月下旬、仙台港の石炭火力発電所建設予定地近くにある
サギの繁殖コロニー(写真1枚目)からひな鳥のにぎやかな声が聞こえてきました(写真2枚目中央)。

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(撮影:佐場野裕 2017/6/26)

大気汚染物質はこのコロニーにも与えかねません。「考える会」に参加している「蒲生を守る会」のメンバーは、以下のように指摘します。考えなければいけないのは、人間への影響だけではありません。

(仙台高松発電所(仮)の環境影響評価方法書への意見から抜粋)

キリンビール敷地内にあるサギ類の繁殖コロニーへの影響

仙台港の周辺には貴重な自然環境が蒲生干潟の他にも多くあります。

そもそも、すばらしい水辺の環境があったところをつぶして仙台港を作った歴史があり、最初の計画では、蒲生干潟全体が埋められる予定であったが、市民の反対の声が上がり、もとの干潟の1/3が残されたという経緯があります。

大事な自然環境のひとつが、仙台港のキリンビール敷地内にあるサギ類の繁殖コロニー(通称「サギ山」)です。ここは、敷地内の植栽に繁殖期になるとサギ類5種(ダイサギ、チュウサギ、コサギ、アマサギ、ゴイサギ)数百羽が集まり、集団で巣をつくり、子育てを行う貴重なところです。サギ類の繁殖コロニー自体が、現在では、非常に数が少なくなっていて、生物の多様性を支えていく上で貴重な存在です。

特にこのコロニーには、環境省のレッドデータブックで準絶滅危惧種として記載されている渡り鳥であるチュウサギが含まれています。チュウサギは、春に東南アジアから海を越えて日本に渡って来て、水田でカエルや昆虫などを食物にして夏までの間に子育てを行い、秋には南方へ渡っていくという渡り鳥です。水田地帯に隣接した場所で、営巣できる樹木があるという、繁殖のできる条件がそろったキリンビール敷地内のコロニーは、蒲生干潟と並んで地球の生態系を支える重要なところです。

今年も、4月に入り、例年のようにサギ類がコロニーで営巣を開始しています。これから初夏にかけて、卵からかえった雛が口を大きく開けて親が食物を運んでくるのを、大声をあげながら待つ姿が観察される時期になります。

建設予定地の近くにあるこのような貴重なコロニーに、火力発電所からの排煙による直接的な影響は避けられないのではないでしょうか。

また、サギ類の繁殖コロニーへの影響も環境影響評価の対象に加えるべきと考えます。

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