塩釜市長へ公開質問状 塩釜市民が仙台PSについての見解を問う

10月22日、仙台PS稼働に反対する市民グループ「石炭火力発電を考える塩釜の会」(以下、「塩釜の会」)が、塩釜市長へ公開質問状を送付しました。「塩釜の会」は、東日本大震災からの復興はまだ道半ばである中、住民の反対をよそに仙台PSが稼働したことに強い憤りを感じています。

今回の質問状は塩釜市の佐藤昭市長に対して、健康被害や地球温暖化の観点から市の考えを尋ねるとともに、市が「仙台パワーステーションの公害防止に関する協定書」(公害防止協定)に署名した理由や見直しの意思、市が発行した「塩釜市の環境」発行市の環境保全施策の方針との整合性を問うています。

「塩釜の会」は、11月末までの回答を求めています。市長からはどのような回答があるのでしょうか?

<質問抜粋>

全文はこちらをご覧ください。

質問一

①佐藤市長が仙台港における石炭火力発電所新設について、公害防止協定に署名して、建設を了解した理由を示してください。

②パリ協定にみられるような、地球温暖化防止に向かう世界の流れについて行政として果たすべき課題をどのように考えているか、示してください。

質問二

①石炭火力発電所から排出される煤塵や排水には「水銀」が含まれますが、「水銀排出量の予測・評価・削減対策」について、協定でどのように盛り込まれているのか、示してください。

②石炭火力発電所から排出されるPM2.5などによって心筋梗塞、脳卒中、肺がんなどの疾患を悪化させ、死亡リスクが上昇する(気候ネットワーク編「石炭火力発電Q&A」、広瀬俊雄医師2017.12.16学習会「大気汚染と健康影響」など)とされています。仙台PSの稼働による影響も懸念されていますが、塩竈市としての対策をどう考えるのか、示してください。

質問三

①「公害防止協定書」は、宮城県、仙台市、塩竈市、名取市、多賀城市、七ヶ浜町及び利府町(以下「甲」という)と仙台パワーステーション株式会社(以下「乙」という)の間で締結されています。塩竃市として協定内容を見直す意思はないか、見解を示してください。

②第2条の、事業者が「最善の公害防止対策の実施に努める」というのは、具体的にどういう内容なのか、示してください。

③塩竃市民の声や意見を反映し、以下のように協定書の内容を変更していただきたいので、見解を示してください。

イ.「水銀排出量の予測・評価・削減策」を明記すること。
ロ.PM2.5の規制基準値を明記し、基準を超えた場合直ちに稼働を停止すること。
ハ.「第10条・・・・・・有害性が確認されている化学物質については、代替品への切り替え等、環境中への排出抑制に努める」は、「・・・・・・・、環境中への排出は行わない。」と改めること。
二.「第14条・・・・、一般に公表するよう努める」は、「・・・・、一般に公表する」と改めること。

④「公害防止協定」を締結するに当たり、議会や市民への意見聴取は「いつ実施され」「どのような意見が出され」「その結果どのような扱いになったか」経過と内容を示してください。

質問四

市発行の冊子「塩釜市の環境」(平成28年度実績報告書)との関連で質問します。

(1)はじめに。「豊かな自然を次世代に受け継ぐことは、私たちの重大な責務」「環境の保全や循環型社会の実践に向け・・・・取り組んでいければと考えております」と述べています。
質問。石炭火力発電所の操業は、市の取り組みを阻害するものではないか、見解を示してください。

(2)13ページ。「大気汚染は、・・・石炭・石油等の化石燃料を大量に消費することが原因となって起こります」と述べています。
質問。石炭火力発電所の操業は、大気汚染(の被害)を拡大するものではないか、見解を示してください。

(3)13ページ。「県は、・・・・工場・事業場の排気に関しては、『大気汚染防止法』及び『宮城県公害防止条例』により規制物質を指定して指導を行っています」と述べています。
質問。塩竈市として、これで十分な大気汚染防止対策だと考えているのか、見解を示してください。

(4)17ページ。「大気中に浮遊している2.5㎛以下の粒子は、粒径が非常に小さいため、肺の奥深くまで入りやすく、肺がん、呼吸器系への影響など懸念されています」と述べています。
質問。石炭火力発電所が本格操業している今、塩竈市として、懸念は払しょくされているのか、見解を示してください。

(5)18ページ。「市内のほぼ全域が『悪臭防止法』の指定地域になっています。市では、工場・事業場に対し排気・排水中の特定悪臭物質の規制と指導を行っています」と述べています。
質問。石炭火力発電所にかかわる、市民からの悪臭の苦情などの問題があった時に、市として、仙台PSに対する規制と指導ができるのかどうか、見解を示してください。

(6)20ページ。「河川・湖沼・海域の水質」について
質問。仙台PSの操業に関して、特に魚介類への影響の大きい、海域の水質汚染の懸念はないかどうか。塩竈市として、海域の水銀などの水質汚染観測体制は整っているか、見解を示してください。

 

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中